9/21~23の3日間で、「NVCyouth合宿2019」を開催しました。
「ねぇ、一緒にNVCの合宿企画してみない?」
どりちゃんとゆうやが声をかけてくれたところから始まったこの合宿。
いろんなことが初めての、自分にとってとても大きな挑戦でした。
ここで得た収穫がとても実りあるものだったので、振り返りながら文字にしていこうと思います。
背景にあったもの
今までNVCを学んできたものの、それを伝えるというところまでは自分の中でハードルが高く、したいけどなかなかその一歩を踏み出せていませんでした。
NVCの世界観が本当に好きで、共に歩んでいきたい自分にとっての大きな希望なんですよね。
でも、大事だからこそ伝えるのが怖かった。
「間違って伝えて、誤解が生まれたらどうしよう」
「この大切な世界観を否定されたらどうしよう」
色んな不安の声があって、傷つくのを恐れて、踏み出せていなかった。
でも、頼れる仲間と一緒なら「誤解なくこの世界観を分かち合いたい」という思いを大事にできると思えたから、この大きな一歩を踏み出せました。
チームとして進める中での”対等さ”
オーガナイザーの4人で講義についての話し合いを進めていく中で、少し萎縮している自分がいることに気がつきました。
もう一年半以上かなり濃い時間を共に過ごして来ているのに、この萎縮感、緊張感はどこから来てるんだろう?というところに意識を向けてみると、「今までNVCに触れて来た経験」「NVCの場を開いてきた経験」というところから無意識にランクの差を感じている自分に気がつきました。
自分の中で、「お前はまだNVCに出会って一年半。でも他の3人は七年以上だったりする。だからお前はNVCについて語らん方がいいぞ。」
みたいな声を無意識につくりだして、発言を抑えたり、自分が自分じゃないような感覚になってた。
その状況ですごいパワフルだったのが、自分の中で起きているその出来事を全部伝えちゃうこと。
「今自分の中でこんなことが起きてるんだよね。」ということを言葉にするだけで客観的に自分の状況を見られたり、知ってもらうことで落ち着いたり、それによる相手の反応を聞けることで安心できたり。
個人的に、この自己開示が起きてからすごい安心して場にいられたり、思っていることをそのまま伝えることができるようになった感覚があります。
この体験がひとつめの大きな収穫。
色んなプロジェクトを進めていく中で、微妙なパワーの差やそれによる場への影響って起きてくると思うんですよね。
決してそれ自体は悪いわけではないんだけど、それを自覚すること、そこに意図していない影響がある場合には自分の中に起きている現実を共有してみることは、そのプロジェクトを安心したり、一体感を持って進めていくことに役立つと思います。
オーガナイザーとしてその場にいること
今回オーガナイザーとして場をホールドしたり、クラスを持つ中で色んな発見がありました。
ひとつは、予想してたよりたくさんのニーズが同時に生まれること。
時間が限られている中で「あれもこれも伝えたい」「何か抜けてないかな」「今みんなはどういう状態かな」「受け取ってもらえてるかな、質問はないかな」「この質問には今どこまで答えようかな」
これには最初、結構戸惑いました。他のオーガナイザーのサポートにとっても助けられた。
二つめが、自分の行動がもたらすインパクトがすごく大きいということ。
その場にいるみんなの意識が自分に集まっているからこそ、自分の発する何気ない言葉や仕草が受け取る人にとっては不快だったり、不安になったりする可能性もある。
だからそこにある意図を共有することや、インパクトをケアすることにも意識を向けたいなと思いました。
そして、得られる収穫がとっても嬉しくて、心の栄養になるということ。
「あのワークがめっちゃよかった!」みたいな感想を伝えてくれることだったり、
「ちょっと話を聞いてほしい」と頼られ、感情の奥にある美しいニーズにたどり着くプロセスを共にできたり、
「航平さんみたいになりたいです」みたいな嬉しい声があったり。(これは照れた。笑)
最後のチェックアウトのときの一人一人の声もとっても嬉しかった。
来た人の変容を感じられたり、感謝やお祝いの声が聞けたり、やってよかった!と心から思える時間でした。
「色んなNVCを学ぶ場があるけれど、初めてNVCを学ぶ場がこの5人の場で本当によかった」って聞いたとき涙が出そうだったなぁ。
疲れも吹っ飛ぶくらい嬉しい声をたくさん聞けました。みんな伝えてくれてありがとう。
オーガナイザーとしての体験まるまる全部が大きな収穫でした。
チームとしての旅が始まった
今回、初の5人で場を開く試みで、「どうなるかわかんないけど、やってみよう」というチャレンジでした。
それがいざ開いてみると5人いるからこその柔軟さだったり、それぞれの性質が違うからこそ場に生まれる空気感の多様性があったりで、チームという形がとてもいい感じに機能していたと感じています。
振り返りをした時も全員一致で「またやりたい!」ということで
僕の中では、合宿が終わったのと同時に、「NVCをわかちあう旅」が始まったような感覚です。
これから合宿だったり、もっと長期のプログラムを開催することも考えています。
次回は2020/3/19~22で、3泊4日での開催を予定中です!
興味のある人はぜひカレンダーに書き入れておいてくださいね。^^
今回NVCをわかちあう体験をしてみて、自分の学びが誰かの学びに繋がる感覚を確かに感じられたこともあって、NVCを定着させていくことにもリソースを使っていきたいという思いが強くなりました。
オーガナイズの4人でNVCのポッドをはじめることや
今回一緒にオーガナイズしたゆうやのNVCオンラインクラス、
12月に広島で開催されるソーシャルジャスティスの合宿
に参加したり、より深くNVCを理解し、体現することに意識を向けてみようと思います。
以上、合宿を開催して得られた大きな収穫の振り返りでした〜。!
読んでくれてありがとう^^!